桜がすっかり散ってから、寒い日が続いています。
昨日の松山は、日中の最高気温でさえ、11〜12℃ぐらいだったように思います。
今月に入ってからは、いくら寒くても職場に暖房は入りません。
そのため、皆で「寒い、寒い。」と言いながら、過酷な職場環境にひたすら耐えていました。
今日も、昨日よりは若干寒さは和らいだものの、通勤途上のコートは手放せません。
そのコートに身を包んで、駅までの道を歩いていると、
目の前を、黒い物体がすうーっと飛んでいきました。
あれは間違いなくツバメだったような気がするけども……。
ひょっとして目の錯覚だったかな…?
そういえば、スズメと同様に、
ツバメの数も年々少なくなっているような気がしています。
昔は、家の軒先に簡単にツバメの巣を見つけることができましたが、
古い木造民家がすっかり町並から姿を消したためか、
ツバメのねぐらを探すのは、今では決して容易ではありません。
「燕来て山家に鳴けば春祭り」(水原秋櫻子)
「燕」は、それ単独では春の季語だとか…。
一時的な春の寒波に戸惑いつつも、
やはり季節は正直で、「春」がツバメをしっかりと招待しているようです。