昨日20日からは、二十四節気の「大寒」、七十二候の「款冬華(ふきのはなさく)」です。
ネットで「暮らしの歳時記」を読むと、次のような解説がありました。
まず、「大寒(だいかん)」は、
『冷え込みもはげしく、寒さが最も厳しい頃。
二十四節気の最後の節気で、ここを乗り切れば春近しということです。』
次に、「款冬華(ふきのはなさく)」は、
『雪の下からふきのとうが顔をだす頃。香りが強くほろ苦いふきのとうは早春の味。』
この七十二候の「ふきのとう」で、フォークグループの「ふきのとう」を思い出しました。
「ふきのとう」には、秋から冬の季節にかけての、「白い冬」という名曲がありますが、
♬ 一人で暮らす 冬は早や涙 想い出せば 空しく消えた日々
あなたを愛した 秋はもう去って 感じるものは 悲しい白い冬
私はどちらかというと、この曲の次に発売された「南風の頃」という曲が好きです。
♬ 南風吹いたら 流れ雲流れて 本棚の写真帳 色褪せたまま
陽だまりのかげろうに あなたを想いつつ 縁側でひとりぼっち ひなたぼっこ
いずれも、大学受験の浪人時代から大学に入学して間もないころに流行った曲で、
今でも無性に聴きたくなる時があります。
話は変わりますが、今日21日の日経新聞をなにげなく眺めていると、
サントリーの全面広告の見出しに目が留まりました。
「60代の若者たちへ。」「この先をどう生きるか。しまっておいた夢を取り出してみないか。」
というもので、脚本家・倉本聡さんからのメッセージが掲載されていました。
全文をこの日記に書き残しておきたいのですが、長文なので最初と最後だけにします。
『人生の後半をどう生きるか。最近よく取り上げられるテーマですね。
人それぞれの価値観もあり、一概には言えませんが、一人の人間が誕生して、成長し、
やがて老いてフェードアウトしていく中で、大切なのは長く生きることより、
どのように生きるかということではないでしょうか。
~ (中略 )~
仕事を離れた後、残りの人生をどう生きるか、いろいろな選択肢があると思いますが、
そのことによって喜びを見いだせるか見いだせないか、大切なのはそこでしょうね。
それが“元気と活力”にあふれた、“楽しく明るい”日々の源になると思うんです。
自分は何に喜びを感じるのか、それを識(し)ることこそが
次の生き方につながっていくのではないでしょうか。』
はぃ、確かにそのとおりだと思います。
ただ、「どう生きるか」、「何に人生の喜びを見いだすか」、これはなかなか難しい‥‥です。
さて、天気予報によると、今週はシーズン最強クラスの寒気団がやってくるとか‥‥。
風邪をひかないように寒さをしのぎ、やわらかい春の訪れを楽しみに待ちたいと思います。