今日は、町立図書館に行って、1月8日(日)から1月14日(土)までの
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残ったのは、1月10日(火)と1月14日(土)。
まず、1月10日(火)は、ピエール=ジョゼフ・プルードンの
「才能は自然の賜物(たまもの)以上に社会の創造である。
それは蓄積された資本であり、それを受取る者はその受託者たるにすぎない。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『才能に恵まれた人といない人。その不平等が社会には厳然とある。
が、どんな優れた天性も社会から与えられる援助と数多くの先行者や手本がなければ、
稔(みの)る前に枯れてしまうと、19世紀の社会思想家は言う。
才能は個人の特性=所有物(プロパティー)ではなく、社会の「希望」のために預かっているものである。
「所有物とは何か」(長谷川進訳)から。』
う~む、なるほど‥‥。「才能は個人の所有物ではなく、社会の希望のために預かっている」ですか‥。
プルードンは、無政府主義の創始者の一人で、労働者の自由な連合により国家を無力化する思想を唱えた。
広辞苑にはこのような解説があります。
今のような混迷の時代、「下からの視点に立つ」その革命論は、妙に説得力があるようにも思えます‥‥。
続きはまた明日にします。