「ビートルズの最後のレコード」をリリースすることを明らかにしたそうです。
人工知能(AI)の技術を駆使し、ジョン・レノンが残した音源から声を抽出して完成させたとのこと。
今日の日経新聞一面コラム「春秋」に、そのように書いてありました。
そのコラムには、ヤスパースの言葉が次のように引用されていました。
『‥‥20世紀のドイツの哲学者、ヤスパースは「最も身近な人の死」について考察し「破壊されるのは、
現象ではあっても、存在そのものではない」(「哲学」)と記した。
私たちの心に寄りそうアーティストの魂は、いつまでも失われない存在の象徴だ。
よみがえったビートルズの音楽は、混迷する時代をどう照らすだろうか。』
う~む、なるほど‥‥。「破壊されるのは、現象ではあっても、存在そのものではない」ですか‥。
偉大な哲学者は、「最も身近な人の死」についても考察しているのですね‥。
「存在は失われない」というのは、希望の言葉でもあると感じました‥‥。