しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

世界の哲学者の思考を学ぶ

今日は終日、雨が降り続きました。しかも、一時は猛烈な雨でした。

町内を流れる中小河川の氾濫が心配です‥。


さて、『いま世界の哲学者が考えていること』(岡本裕一朗著:朝日文庫)を読了しました。

マルクス・ガブリエル、ジョルジョ・アガンベンジュディス・バトラー

リチャード・ローティ、ブライアン・ノートンなど、

世界の最前線で活躍する哲学者の思考が紹介されていましたが、私はその存在を全く知りませんでした。


本書の中では、第4章「資本主義は21世紀でも通用するか」と

第5章「人類が宗教を捨てることはありえないのか」が、とても面白く、勉強になりました。

また、「ロシア・ウクライナ戦争」についても、文庫版では新たに収録されていて、

『今回のウクライナ問題は、NATO(欧米)による

 一極覇権主義的なリベラル・デモクラシーの拡大に対して、

 非欧米地域の多極主義的な抵抗と見なすことができます』という記述が印象に残っています。


勉強不足、知識不足な自分を、改めて強く自覚した一冊となりました‥‥。