今日は終日、雨が降り続きました。しかも、一時は猛烈な雨でした。
町内を流れる中小河川の氾濫が心配です‥。
さて、『いま世界の哲学者が考えていること』(岡本裕一朗著:朝日文庫)を読了しました。
マルクス・ガブリエル、ジョルジョ・アガンベン、ジュディス・バトラー、
リチャード・ローティ、ブライアン・ノートンなど、
世界の最前線で活躍する哲学者の思考が紹介されていましたが、私はその存在を全く知りませんでした。
本書の中では、第4章「資本主義は21世紀でも通用するか」と
第5章「人類が宗教を捨てることはありえないのか」が、とても面白く、勉強になりました。
また、「ロシア・ウクライナ戦争」についても、文庫版では新たに収録されていて、
一極覇権主義的なリベラル・デモクラシーの拡大に対して、
非欧米地域の多極主義的な抵抗と見なすことができます』という記述が印象に残っています。
勉強不足、知識不足な自分を、改めて強く自覚した一冊となりました‥‥。