しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

途方もない数字に言葉を失う

昨日の続きです‥。

7月8日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、山本章子さんの

「戦闘が終わっても戦争は終わらない。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『1945年の沖縄戦では約20万トンの爆弾類が投下されたが、

 未回収の不発弾は、沖縄県の推計では昨年時点で2千トン近くにのぼり、

 年間30億円の予算を投じても処理にはなお100年を要するとされる。

 沖縄の日常は「爆弾の山の上」にある。日々、「腹ばいになって生活しているようなものだ」と、

 国際政治史学者は言う。本紙での連載「沖縄季評」(5月11日朝刊)から。』


う~む‥‥。(絶句)

2千トン近くの不発弾の処理には、「年間30億円の予算を投じてもなお100年」を要するのですか‥。

途方もない数字で、沖縄の厳しい現実を改めて認識するとともに、

そうした事実を知らなかった無知の自分が情けなく、言葉を失います。

「戦闘が終わっても戦争は終わらない。」という重い「ことば」は、

そのままウクライナ紛争に当てはまるように思いました‥‥。