しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

金に執着する心理とは

今日も猛烈な暑さとなりました。

あまりの暑さに、エアコンの利きも思わしくないなか、

先日友人からもらったジャガイモを材料に、汗だくになりながらポテトサラダを作りました。


さて、昨日の続きです‥。

8月4日(金)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、ウンベルト・ガリンベルティの

「吝嗇家(りんしょくか)……の目には金(かね)が何か他のものを得るための手段ではなく目的そのもの、

否、権力の純粋な形と映る」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『金があるとは、買おうと思えば何でも買える力があること、そういう「可能性」を手にしていることだと、

 現代イタリアの思想家・精神分析学者は言う。つまり、それを使うとその「可能性」をなくす。

 だからいつまでも使えない。使えずに目減りする心配ばかりしているほかないのだと。

 「七つの大罪と新しい悪徳」(多木陽介訳)から。』


う~む、なるほど‥‥。

金があるとは、「可能性」を手にしていることなのですか‥。

先日の期待外れのお金の本より、よほどお金に執着する心理をついた、鷲田さんの価値ある解説だと思います。

大いに納得しました‥‥。