昨日の午前中は町立図書館に行って、8月20日(日)から8月26日(土)までの
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残ったのは8月21日(月)、星野道夫さんの
「これから夏が来るというのに夏至が来るとなんとなく淋しい気がするんですね。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『アラスカでは人は太陽がどんな弧を描いているかをいつも気にして暮らすと、写真家はいう。
夏至が過ぎると、まだ夏も来ていないのに冬が近づいているのを感じる。
逆に冬至を過ぎるとごく小さな弧が日ごと大きくなってゆき、気持が楽になると。
都会ではそんな日照の変化には気を配らず、逆に気象の読めなさに怯えるようになっている。
講演集「魔法のことば」から。』
う~む、なるほど‥‥。「気象の読めなさに怯える」ですか‥。
その気持ち、なんとなく分かるような気がします。暑さが続くこの夏は特に‥。
ところで、今週は心に響く「ことば」が少なかったけれど、その代わりに、
閲覧していた雑誌「PRESIDENT(2023.9.15号)」での、
「記憶をたどればやりたいことがわかる!過去を思い出すための10の質問」という記事に感銘を受けました。
手帳にメモして帰ったのは、次のような質問です。
Q1 これまでの人生で充実していた体験はなんですか?
Q2 尊敬する人、尊敬する友人、好きなキャラクターは誰ですか?
Q3 今お金を払っても勉強したいことはありますか?
Q4 80歳になったとき、後悔しそうなことはなんですか?
Q5 これまでの人生で感動した体験はなんですか?
Q6 仕事をお金のことを考えなくてもよかった頃、何が好きでしたか?
Q7 何をしているときに幸せを感じますか?
Q8 今の時間の使い方は自分にとって意味が感じられますか?
Q9 何かが足りないとしたらそれは何が足りませんか?
Q10 自分が飽きずにできたプロジェクトや仕事や活動はどんなものですか?
このページを開いたまま、私はしばらく考え込んでしまいました。
この質問に答えられるような人生を、これまで送ってこれたのか? これからは送ることができるのか?
拳拳服膺(けんけんふくよう)したい質問です‥‥。