私と同年齢の義兄が、父母と兄の墓参りを主たる目的として、久しぶりに帰省しました。
帰省と言っても、今も現役で働き続けているアフリカからの里帰りです。
三泊四日のうち我が家に一泊し、今朝、息子が住む大阪に向かって旅立ちました。
義兄はその後、東京の自宅に帰り、またアフリカで仕事を続けるとのことでした。
次に会えるのは、また数年先になりそうです。それまでお互い、元気でいたいものです‥。
さて、遅まきながら、古書店で手に入れた
『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー ジョンソン著:扶桑社)を読了しました。
本書の中で印象に残ったのは、次の記述でした。
『‥‥これまで犯した過ちを振り返り、将来の計画に生かそうと思った。
人は変化に対応することができるようになるのだ。それはーー
物事を簡潔に考え、自由何な態度で、すばやく動くこと。物事を複雑にしすぎないこと。
恐ろしいことばかり考えて我を失ってはいけない。
小さな変化に気づくこと、そうすれば、やがて訪れる大きな変化にうまく備えることができる。
変化に早く対応すること、遅ければ、適応できなくなるかもしれない。
最大の障害は自分自身の中にある。自分が変わらなければ好転しないかもしれないーー。‥‥』
本書の登場人物は二匹のネズミと二人の小人で、それぞれ次のような意味をもっています。
・スニッフ → においをかぐ、~をかぎつける ・スカリー → 急いで行く、素早く動く
・ヘム → 閉じ込める、取り囲む ・ホー → 口ごもる、笑う
間違いなく私は、変化にしり込みする「ヘム」だと思いました。
「1時間で読めて10年間役に立つ」というのは、決して誇張ではないかもしれません‥。
私の場合は残念ながら、ちょっと本書に出合うのが遅すぎたようです‥‥。