今日は町立図書館に行って、10月22日(日)から28日(土)までの
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残ったのは、3つの「ことば」でした。
まず、24日(火)は、オルテガ・イ・ガセットの
「人間はたえず非人間化される危険のなかに生きている」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『世界に埋没したままでなくそれを対象化する可能性を手にすることで、
人間は世界を「文明」へと作り替えてきたとスペインの思想家は言う。
その思考能力や道徳的素質も不断の努力によってかろうじて保ってきたにすぎず、
油断をすればいつでも崩れ落ちる。人間とはたえず人間でなくなる可能性に晒されている存在だと。
「個人と社会」(A・マタイス、佐々木孝訳)から。』
う~む、なるほど‥‥。「人間とはたえず人間でなくなる可能性に晒されている存在」なのですか‥。
でも、「世界を対象化する可能性を手にする」するって、具体的にはどういう意味なんだろう?
オルテガには「大衆の反逆」という著作がありますが、私はまだ読んだことがありません。
この本を読めば、この意味も理解できるのかしら‥‥?
追記
プロ野球日本シリーズの第4戦、阪神がオリックスに「4」対「3」でサヨナラ勝ちし、
対戦成績を2勝2敗としました。大山選手の4番の意地を見せた、見事なバッティングでした。
一番ホッとしているのは、守備でエラーをし、バッティングでも精彩を欠いた佐藤選手だと思います。
次の試合では、汚名挽回の一打を期待しています‥‥。