今日は町立図書館に行って、10月29日(日)から11月4日(土)までの
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残った「ことば」は2つ。
まず、10月31日(火)は、梅棹忠夫さんの
「民族間の紛争といった、部分システム間の摩擦を解決する大原理というものを人類はまだ発見していない」
という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『地球の一体化が濁流のように進む一方、諸民族は国家としての自立を求めて分岐してゆく。
だが相互の衝突を回避できる普遍的原理は未(いま)だ見いだせていないと、
文化人類学者は1979年の講演で述べた。
とにかくひたすらに話し合いを重ね、火種をもみ消すほかないと。
以後、世界にどれだけの血が流れたか。「21世紀の人類像」から。』
はぃ、残念ながら、世界では今この瞬間も血が流れています‥。
火種をもみ消すどころか、憎悪の連鎖が続くなかで、
人類は、民族間や国家間相互の衝突を回避できる「普遍的原理」を発見できるのでしようか‥‥?