町立図書館で閲覧した「文藝春秋新年特別号」のスペシャル企画は、
「私が大切にしている10のこと」でしたが、世界で活躍する18人のうち、
生化学者のカタリン・カリコさんと精神科医の和田秀樹さんの寄稿文が、強く印象に残りました。
まず、カタリン・カリコさんの「大切にしている10のこと」は、
①どんな困難な道であってもやりたいことを追求する ②日々、小さな目標を持つ ③自分を信じる
④自分が変えられないことは気にしない ⑤良いストレスは必要 ⑥自分がやることを楽しむ
⑦お金儲けのことは考えない ⑧人に話しかける ⑨配偶者選びはとても大切 ⑩人を恨まない
次に、和田秀樹さんの「大切にしている10のこと」は、
①迷ったときはやる ②お金は貯めず、好きなことに使う ③ラクできる方法を探す
④やりたいことを生活の中心に据える ⑤やる前からごちゃごちゃ言わない ⑥医者は神様ではない
⑦のび太のように考える(「こんなこといいな できたらいいな」と考える)
⑧肩書ではなく、自分の名前で仕事をする ⑨部下や後輩を大切にする ⑩人間は死んでからが勝負
なお、和田さんは、⑩に関して、次のようなことを述べられていました。
『‥‥私の本で死後も読まれるものがあるかは心もとないですが、
医者として多くの患者さんの最期の日々を見てきて思うのは、
「最期に皆に泣いてもらえる人」になりたいということです。
明日死んでも後悔しない時間の過ごし方ができているか。そう、いつも自分に問うています。』
なるほど‥‥。「メメント・モリ」の世界観のようにも思います‥。
ところで、私にとって「大切にしている10のこと」は何なのか?
自問してすぐに思い浮かばないということは、人生を真剣に歩んでいない証のように思われます‥‥。