朝目が覚めても、なかなか寝床から抜け出すことができなくなりました。
天気予報によると、明日は今日よりもさらに寒くなるそうです。我慢の日が続きます‥。
さて、今日は町立図書館に行って、12月10日(日)から16日(土)までの
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。
まず、12月12日(火)は、チャールズ・H・ハスキンズの
「大学そのものが基本的には学生の組合であった」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『大学は、設置者がいて理事会を構成し、校舎を建て、教師を集め、学生を募ると思われているが、
最初期の大学はボローニャでもパリでも、学生もしくは教師の組合として発足したと、
米国の中世史家はいう。大学は権威や権力の支配が及ばない所で知的探求を成す自治団体であり、
この精神と組織は現代まで共通の「母岩」として引き継がれてきたと。「大学の起源」から。』
なるほど‥‥。
「大学の自治」という言葉をこれまで耳にしてきましたが。大学はそもそもが自治団体なのですね。
大学が、「権威や権力の支配が及ばない所で知的探求を成す自治団体」だとすれば、
先般、米国ペンシルベニア大学の学長が、議会下院の公聴会において、
反ユダヤ主義を明確に否定しなかった(「文脈次第」と発言)として辞任に追い込まれた事案は、
どのように理解すればいいのでしょう‥? 私にはよく分かりません‥‥。