しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「名歌」と「絶歌」

昨日の続きです‥。

『私の「私の昭和歌謡ベスト3」は、

美空ひばりさんの「川の流れのように」、坂本九さんの「上を向いて歩こう」、

そして3曲目は悩んだ挙句、佐良直美さんの「世界は二人のために」を選びました。』と書きました。


3曲目を選ぶに際して悩んだ対象の曲は、橋幸夫さんと吉永小百合さんの「いつでも夢を」と、

梓みちよさんの「お嫁さん」でした。どちらの曲も、「昭和らしい名曲」だと思います。

そして、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」には、続編でアンサーソングとも言われる

「赤いハイヒール」という曲があります。こちらも太田さんの最高傑作ではないかと、私は思っています。


なお、この企画をプロデュースされた五木寛之さんは、「総評」で次のようなことを述べられていました。

『‥‥今回のアンケート結果を見て、私はある重大なことに気づかされました。

 昭和歌謡には、今、聴いても「良い歌だな」と感じられ、

 今後も歌い継がれるであろう優れた名歌がある一方で、国民みんながこぞって愛唱し、

 繰り返し聴いていたにもかかわらず、今は歌われることは少なくなり、

 当時の日本人の心象を映し出す時代の象徴としてのみ残っている歌もあるということです。

 それは「永続性」と「一回性」の違いと表現してもよいでしょう。

 ある時代にだけ強烈な光を放ち、人々の心を打つ、「絶歌」とでも言いたくなるような一回性の歌が、

 昭和歌謡の世界には数多あるのです。「昭和万謡集」を選ぶにあたっては、

 そのような「絶歌」を無視してはいけない、と強く思いました。‥‥』


はぃ、私はいまでもその昭和の「名歌」と「絶歌」の両方を、こよなく愛し続けています。

「皆、貧しかったけれど、明日への希望があった」昭和という時代の名曲を‥‥。


追記

大切な曲を忘れていました。加山雄三さんの「君といつまでも」と「君のために」です‥‥。