しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

季節の名脇役

今日(7日)は、二十四節気白露(はくろ)です。

いつものように「こよみのページ」で調べると、次のように書かれていました。
『野には薄の穂が顔を出し、秋の趣がひとしお感じられる頃。
 朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さを感じさせる冷風が混じり始める。』

確かに、朝夕は涼しくなりました。
しかし今日の日中は、また夏に戻ったかなのような暑さでした。
「幾分の肌寒さを感じさせる冷風」は、まだ吹いてくれそうにありません。

一方で、家の近くの田んぼでは稲刈りが始まりました。
品種はおそらく、早場米の「あきたこまち」ではないでしょうか?
暑さの中の稲刈りの風景は、夏と秋が入り混じっているようで、
ちょっと不思議な違和感を感じてしまいます。

さて、二十四節気にも「格」というものがあるそうです。
今日の朝日新聞天声人語」には、次のように書かれていました。

二十四節気にも「格」のようなものがある。
 主役級は立春立夏立秋立冬、さらには夏至冬至といったところか。
 準主役級が大暑大寒啓蟄(けいちつ)は大物の助演俳優だろう。
 きょう7日は白露(はくろ)だが、これは風情のある名脇役を思わせる。
 野の草に宿る露に秋を感じる頃、である。
 こよみの上では早くも仲秋だが、実際には夏が逝(ゆ)く季節。』

さすが「天声人語」ですね。
白露が「風情のある名脇役」とは上手い表現だと思います。
次の二十四節気は「秋分」です。
こちらは「格」としてはどう表現すればよいのでしょうね?
国民の祝日になるくらいですから、
「主役級」ではなく、きっと「主役」なのでしょうね。