いつものように「こよみのページ」で調べると、次のように書かれていました。
『野には薄の穂が顔を出し、秋の趣がひとしお感じられる頃。
朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さを感じさせる冷風が混じり始める。』
確かに、朝夕は涼しくなりました。
しかし今日の日中は、また夏に戻ったかなのような暑さでした。
「幾分の肌寒さを感じさせる冷風」は、まだ吹いてくれそうにありません。
一方で、家の近くの田んぼでは稲刈りが始まりました。
品種はおそらく、早場米の「あきたこまち」ではないでしょうか?
暑さの中の稲刈りの風景は、夏と秋が入り混じっているようで、
ちょっと不思議な違和感を感じてしまいます。
さて、二十四節気にも「格」というものがあるそうです。
今日の朝日新聞「天声人語」には、次のように書かれていました。
『二十四節気にも「格」のようなものがある。
主役級は立春に立夏、立秋、立冬、さらには夏至、冬至といったところか。
準主役級が大暑に大寒、啓蟄(けいちつ)は大物の助演俳優だろう。
きょう7日は白露(はくろ)だが、これは風情のある名脇役を思わせる。
野の草に宿る露に秋を感じる頃、である。
こよみの上では早くも仲秋だが、実際には夏が逝(ゆ)く季節。』
さすが「天声人語」ですね。
白露が「風情のある名脇役」とは上手い表現だと思います。
次の二十四節気は「秋分」です。
こちらは「格」としてはどう表現すればよいのでしょうね?
国民の祝日になるくらいですから、
「主役級」ではなく、きっと「主役」なのでしょうね。