今日は三連休の最後、秋分の日です。
「こよみのページ」には、次のように書かれています。
『暑い日は減り代わりに冷気を感ずる日が増える。
昼と夜の長さがほぼ同じになることで、この日は秋彼岸の中日でもある。
秋の七草が咲き揃う頃である。』
冷気を感じるどころか、この三連休は晴天が続き、真夏のような暑さでした。
その暑さを避けて、今日は午前中に御先祖様のお墓参りに行ってきました。
墓前に手を合わせながら、自分というものの存在について自問していました。
それというのも、昨日観たNHKスペシャル
『神の数式 第2回 宇宙はどこから来たのか 〜最後の難問に挑む天才たち〜』の
余韻が残っていたからです。
ミクロの物質から極大の宇宙の果てまで、ほとんどを数式で表すことに成功した人類が、
どうしても説明できない場所、それがブラックホールの奥底だそうです。
以下、番組HPでは次のように解説されていました。
『宇宙空間の超ミクロの点を解き明かすことができれば、
宇宙がどのように始まったのか、という究極の難問にも答えることができる。
現在彼らがたどり着いたのは偉大な2つの理論を含む「超弦理論」と呼ばれる最新の数式。
しかしその数式が示したのは「物質の根源は点ではなく、“ひも”である。
そして、この世は“10次元”でなければならない」という、
私たちの常識をはるかにを超えた世界像だった。』
ということで、昨日の番組は文句なしに面白かったです。
あらゆる自然現象を数式で表すという「神に近付く行為」を、
世界中の天才物理学者たちが真剣に取り組んでいる姿を見て、
宇宙というもの、そして自分というものについて、思いを巡らすことになりました。
なお、番組では、アインシュタインの一般相対性理論(重力理論)が登場しました。
番組を理解するうえで参考になったのが、
NHK・Eテレで放送された100分de名著「相対性理論」でした。
今、もう一度テキストを手元に置いて、パラパラと読み返しています。
まさか、こんなところで役に立つなんて……。
素粒子理論、相対性理論、超弦理論などは、
文系の私にとってはチンプンカンプンですが、
それでも興味と感動をもって番組を観ることができました。続編を楽しみにしています。
それにしても、
「宇宙ってどうしてできたんだろう?」「私はどこから来たんだろう?」……(∞)
こんな疑問も、明日になったらすっかり忘れているような気がします。
アインシュタイン『相対性理論』 2012年11月 (100分 de 名著)
- 作者: 佐藤勝彦
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/10/25
- メディア: ムック
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (4件) を見る