しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「パレスチナとイスラエル」を学ぶ

『なるほどそうだったのか!!パレスチナイスラエル』(高橋和夫著:幻冬舎)を読了しました。

初版が2010年10月の本書は、内容的には少し古めかしいののですが、

それでもパレスチナイスラエルの関係に係る、基礎的な知識を習得するのには十分役に立ちました。


その悲劇的とも言える関係については、本書の帯紙にも書かれている、次の文章に集約されていると思います。

『ヨーロッパで迫害を受けたユダヤ人が、パレスチナイスラエルという国を創り、

 その結果として、もともとパレスチナに住んでいた人々が故郷を失った。

 ユダヤ人がヨーロッパ人に二階から突き落とされた。

 そしてちょうど、そのときに下を通りかかったパレスチナ人の上に落ちた。』


ちなみに、国際政治学者の高橋先生は、放送大学の「国際理解のために」という講義のなかで、

視聴者に「次の三つをプレゼントしたい」とおっしゃっていました。

その一つは「歴史を見るとき、宗教を考えるときの新しい視点」、

二つ目は「知的な驚き、知的な興奮」、そして最後に「勉強の楽しさ」です。


本書からも、この三つをプレゼントしていただき、とても感謝しています‥‥。