昨日の愛媛新聞に掲載された特集記事「14歳の君へ~わたしたちの授業」、
今回の教科は「社会」で、先生は歴史家の磯田道史さんでした。
この「授業」のなかで礒田さんは、次のようなことを述べられていました。
『‥‥人々の歩みを理解すると今も将来も役立つ。歴史は過去を知り、将来に備えるために学ぶ。
私は歴史を靴に例えます。日常生活はガラスだらけの浜辺みたいではだしで歩くと危険。
世の中を安全に歩くためには靴が必要です。
「歴史は繰り返さないが韻(いん)を踏む」』とも話します。
ラップで似た音楽を繰り返すように似た出来事は起きる。‥‥』
『‥‥教科書に載っていることだけが歴史ではない。
無味乾燥な年号や人名を暗記するのはつまらないけど実は歴史は楽しい。
皆さんの家や学校、地域、親が働く会社にも歴史がある。
身近な過去から面白いと思う歴史を学び、疑問を探ってみてほしい。歴史学は他人を理解する作業。
自分と違う時間や空間を生きる人の姿を理解しようとする営みです。
中学生にはとても大事な作業になります。‥‥』
『‥‥最後に、実体験は大切だと伝えたい。教科書の歴史はバーチャル。
それだけではだめ。本物を見ましょう。‥‥』
「実は歴史は楽しい」「本物を見ましょう」ですか‥。
はぃ、13歳の中学生の孫娘にも、しっかりと伝えたいと思います‥‥。