今日は、穏やかな秋晴れとなりました。
日が暮れるのが、日に日に早くなっていくようです。
昔の人が「日暮れて道遠し」と言ったのは、
こんな秋の夕暮れ時だったのではないかと想像しています。
さて、今月1日付けの日経新聞を読んでいると、
「発生から避難生活まで 災害を生き抜く力育む」
という見出しが目にとまりました。
災害時には、さまざまな困難を克服する力が試されますが、
東北大では、「平時から備えておくべき力は何か」を探ろうと、
インタビューやアンケートを実施したところ、
次の「8つの力」が浮かび上がってきたとのことでした。
①人をまとめる力
・自分から関係者を集めて話し合いをする
・気の利いた言葉が口から出てくる
②問題に対応する力
・何をすべきが悩むとき、いくつかの選択肢を比較する
・問題を解決するために、まず自ら動く
③人を思いやる力
・人から頼られたり感謝されるのが好き
・困ったと人を見ると放っておけない
④信念を貫く力
・頑固で自分の意思を通す
・言いたいことはその場で言ってしまう
⑤きちんと生活する力
・日常、家族や近所の人に自分からあいさつしている
・自分のことはなるべく自分でしている
⑥気持ちを整える力
・つらいときにくよくよ考えないよう努力する
・何かあったとき、慌てず冷静でいられるよう心がける
⑦人生を意味付ける力
・人として従うべき道や教えを認識している
・社会のなかで自分が果たすべき役割を認識している
⑧生活を充実させる力
・気分転換やストレス解消のための習慣を欠かさない
・新しい知識や技術身に付ける機会を持つようにしている
このうち、例えば「気持ちを整える力」が高い人は、
津波からの避難や避難所での生活を送る課題にうまく対処できるそうです。
う~む、なるほど…。これはとても参考になります。
記事を読んで思ったのは、
「8つの生きる力」は、何も災害時に限ったことではなく、
人生を生き抜くうえでの「力」ではないか、ということです。
4歳と4か月になった孫娘には、
特に、「人を思いやる力」と「人生を意味付ける力」を
身に付けてほしいと願っています。