しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

ベストをつくした夕暮れの一杯

気温がぐんぐん上昇し、今日は初夏のような陽気となりました。


そして今日は、四週間に一度の泌尿器科病院の通院の日‥‥。

仕事をリタイアしても、私の一日は、あっという間に過ぎていきます。

ところで、健康保険証の任意継続手続中のため、今日の医療費と薬代は全額自己負担でした。

後で返還されるとはいえ、その金額の高さに目を丸くしてしまいました。

改めて、「国民皆保険」の有難さを認識した次第です‥‥。


さて、昨日、4月1日の日経新聞には、

サントリースピリッツ株式会社の広告に、恒例の伊集院静さんのエッセイが掲載されていました。

今年のタイトルは「今までにない発想と、君だけの情熱を。」で、次のようなことが書かれていました。


『‥‥チャレンジ精神を忘れるな。登り坂と下り坂なら登り坂を。

 追い風とむかい風ならむかい風に立つ勇気と品性を備えて、新しい時代にともに歩み出そう。

 チャレンジはいつだって孤独で、苦しいさ。

 でもベストをつくした夕暮れ、星を見上げて一杯やろう。』


はぃ‥‥、仕事をリタイアした私も、夕暮れに、おいしい一杯のお酒が飲めるように、

その日その日にベストをつくす生き方を模索していきたいと思います‥‥。

これからの楽しみがまた一つ

仕事を完全リタイア後、今日はさっそく、「協会けんぽ」の任意継続手続に行ってきました。

せっかく郊外電車に乗って松山までやって来たので、

まだ見ごろの桜を観賞しつつ、城山公園を通り抜け、JR松山駅前の「喜助の湯」に浸かってきました。


「電気の湯」や「漢方薬草湯」にゆったりと浸かり、

風呂上りには、フランスベットのマッサージ機に身をゆだねると、

この数か月の疲労が、いっぺんに吹き飛んでしまうような‥‥、

そんな幸せな気持ちに、久しぶりになることができました。


いゃあ~、それにしても「喜助の湯」は、サウナに一度に入れる人数を15人以下にするなど、

感染防止対策が徹底されていたことに、正直、頭が下がりました。

これからも、通院で松山に出かけたときには、ぜひ利用したいと思います。

これからの老後の、ささやかな楽しみの一つが、また一つ増えたような気がします‥‥。

二度目の定年退職の日の雑感

今日、無事に、二度目の定年退職の日を迎えることができました。

この5年間、ただ一つ、自分を褒めてあげたいことを挙げるとすれば、

それは毎日、午前5時前に起きて、自分の弁当を作り続けたことだと思います。


そして、今日は、現役時代に同期だったKちゃんや、

後輩職員だったKちゃんやOちゃんが、年度末で多忙な中、わざわざ職場まで訪ねてきてくれて、

有難い「ねぎらいの言葉」をかけてもらいました。


今、思うに、生きるのが下手な私が、なんとか今日まで仕事を続けてこれたのも、

日々、叱咤激励してくれた妻、元気でいてくれた父、

そして何よりも、私という人間の生き方や思想・信条を理解してくれる、親愛なる皆さん、

さらに、お会いしたことがないけれど、

このつたない日記を読んでくださる、読者の皆さんの「支え」があったから‥‥、

そんな感謝の気持ちで一杯です。


仕事は完全リタイアしたけれど、これからも、気力と体力の続く限り、

この日記に日々の出来事や、その感想を書き続けていく所存ですので、

末永いお付き合いを、どうぞよろしくお願いします。

没後40年の連載記事始まる

愛媛新聞「テレビ・芸能欄」では、昨日から、

向田邦子に会いたくて~没後40年」の連載が始まりました。

「脚本家、直木賞作家でもあった向田邦子さんが台湾での飛行機事故で他界して今年で40年。

今も人々を引き付けてやまない向田作品の魅力を俳優ら4人が語ります。」というもので、

その第1回目は、俳優の浅田美代子さんでした。

浅田さんは、向田さんについて、次のように語られていました。


『‥‥「時間ですよ」では「トリオ・ザ・銭湯」と呼ばれた堺正章さん、

 樹木希林さんと私のコントのようなやりとりがありました。

 台本通りにしなかったら、向田さんがある時から「トリオ・ザ・銭湯、おまかせ」とお書きになって。

 みんなで、朝までかけてそのシーンを作ったりしましたね。

 向田さんはたまに稽古場に来て、芝居を見て笑っておられましたが、

 さっそうとしたかっこいい人という印象でした。

   ~(中略)~

 「形ではなく、気持ちで芝居をするように。」という久世さんの演出。

 そして向田さんのお書きになる、奥深く、風情のある脚本。

 あの時教わったことがあるから、私は今もなんとか役者をしていられています。

 感謝の気持ちしかありません。』


この記事を読んで、高校生の頃、「時間ですよ」を毎週楽しみに視聴したことを思い出しました。

天地真理さんの熱烈なファンになったのも、この番組の視聴がきっかけのように思います。

番組挿入歌の「恋はみずいろ」や「水色の恋」は、今でも懐かしく聴くことがあります。


そして、このホームドラマの脚本を、主として書かれたのが向田邦子さん‥‥。

昭和という時代には、今とはちょっと違う「家族の形」や「社会の形」というものがありましたよね。

今夜は久しぶりに天地真理さんの曲を聴き、向田さんのエッセイを読んでみることにしますか‥‥。

桜の奥深い魅力

昨日、そして今日と、よく晴れて暖かな天気が続いています。

この陽気に誘われて、買い物の前に、「町立松前公園」に立ち寄ってみました。

公園の桜は、ほぼ満開で、それはもう、とても美しい「姿」でした。

何時間でも眺めていたい気持ちになります‥‥。これも桜の奥深い魅力なのでしょうね‥。


それは、森山直太朗さんの「さくら」の歌詞によく表われていると思います。

人は皆、その「姿」に、自分の人生を重ね合わすところがあるのでしょうね、きっと‥‥。


♬ さくら さくら 今、咲き誇る 刹那に散りゆく 運命(さだめ)と知って‥‥

♬ さくら さくら ただ舞い落ちる いつか生まれ変わる 瞬間(とき)を信じ‥‥ 


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