「私には夢がある」
キング牧師の名言、「I Have a Dream」を彷彿させるものがありました。
日経新聞に連載されていた女優・浅丘ルリ子さんの「私の履歴書」。
毎日、楽しみに読ませてもらいましたが、今日31日が最終回でした。
最終回の内容で、印象に残っている言葉が二つありました。
その一つが、冒頭の「私には夢がある」です。
浅丘さんは、次のようにその「夢」を語られています。
『80歳になったら高齢の姉妹が主役の映画「八月の鯨」に出てみたい。
これは87年公開の米国映画。
大女優のリリアン・ギッシュとベティ・デイビスが共演した傑作である。』
もう一つは、「生涯現役」という言葉です。
『女優として人生を最後まで全うできたらこれ以上の幸せはない。』
このように述べられていましたが、
一生涯を貫く仕事を持てるということは、とても羨ましい人生だと思いました。
連載中には、著名な俳優さんとのエピソードも盛りだくさんでした。
そのなかでも、石原裕次郎さんとのエピソードが特に印象に残っています。
石原裕次郎さんと浅丘ルリ子さんといえば、
私にとっては、デュエットの名曲「夕陽の丘」の存在が大きいです。
私は、ユーチューブにこの曲を登録していて、時折、視聴することがあります。
1番と3番の歌詞は裕次郎さん、2番と4番の歌詞は浅丘さん、
そして、最後の5番の歌詞はお二人で歌われています。
♪人の子ゆえに 恋ゆえに
落ちる夕陽が 瞳にいたい
さよなら丘の たそがれよ
また呼ぶ秋は ないものを
橋幸夫さんと吉永小百合さんの「いつでも夢を」もデュエットの名曲ですが、
「夕陽の丘」も私のお気に入りの一つです。
今年は「戦後70年」です。
その間には、浅丘さんのような国民的女優や
「夕陽の丘」のような名曲がたくさん登場しました。
これらは、後世に語り継ぐべき日本の「財産」だと思います。