今日は町立図書館に行って、11月5日(日)から11日(土)までの
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残ったのは、3つの「ことば」でした。
まず、11月5日(日)は、稲垣えみ子さんの「「可能性」は危険だ。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『こんなこと、あんなことをしたいという夢はたしかに人の生を支え続けるものであるが、
一つ間違うと人の首を絞めると、元記者のエッセイストは言う。
「可能性を食べて」ばかりいると、お金がいくらあっても「足りない」という欠乏感に
日々苛(さいな)まれ、人生自体が「ミッション・インポッシブル」になる。
自分が自分自身の使用人に成り下がると。「家事か地獄か」から。』
う~む、なるほど‥‥。「「可能性」は危険だ。」ですか‥。
鋭いご指摘です。
今の私は、人生も残り少なくなっているという実感があることから、
「こんな本も読んでおきたい、あんな本も読んでおきたい」という心理状態なのですが、
あまりにもその対象が多すぎて、時に絶望的になることがあります‥。
まさに「可能性は危険」「ミッション・インポッシブル」です‥‥。