しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「別人になること」

吹く風が冷たく、気温も下がって、寒い一日となりました‥。


さて、昨日の続きです‥。

11月17日(金)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、内田樹さんの

「「コンテンツ(内容物)」が増加することではなく、

「コンテナ(入れ物)」そのものの形状や性質が変わること」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『「学ぶ」とはそういうことだと思想家・武道家は言う。

 知識や情報の総量を増やすことでなく、「別人になること」。

 語彙(ごい)も発声も情動もすべて変わること。世界への構えが変わると相貌も変わる。

 だが時代はむしろ、別人になることを強く拒否するほうへ向かっていると。

 「蛍雪時代」11月号のインタビュー「知の探究者」から。』


う~む、なるほど‥‥。

「学ぶ」とは、「コンテンツ」よりも「コンテナ」なのですね。目から鱗のご指摘です‥。

でも、本当に世界への構えが変わると相貌も変わるのかな?

入れ物を変えて「別人になること」は、私にはとっても難しいように思います‥‥。