日経新聞の特集「Wの未来」に、
三井物産ロジスティクス・パートナーズの川島高之社長が実践されている
「イクボス7か条」というものが紹介されていました。
1 育児・子育てだけを特別視すべからず
2 誰でも私生活を優先できる雰囲気を作るべし
3 ボスは自ら私生活を優先し、率先する姿勢を示すべし
4 豊かな私生活が仕事に好循環を招くと示すべし
5 制度は最低限度でよい。部下に休暇・帰宅を強要すべからず
6 仕事負担の重い人が生じぬよう、声をかけ目配りすべし
7 チーム力の最優先こそが、自らの役割であると認識すべし
とても素晴らしいことが書かれていますが、
このなかでも私のお気に入りは、3番、4番、そして7番です。
さらに言えば7番は、
イクボスだけでなく、すべての管理職に適用されるべき言葉だと思います。
また記事では、厚生労働省が挙げる3点のイクボスの条件も紹介されていました。
1 部下の子育てと仕事の両立に配慮
2 業務効率向上のために工夫
3 自分も仕事と生活を充実させている
やはり、厚生労働省が考えた条件よりも、
先ほどの川島さんの7つの条件の方が、世間に訴えるものがありますよね。
『職場は個々の私生活を抱えた人が集まっている。
子供のいる人もいない人も、男性も女性も気持ちよく働ける、
そんな職場をつくるのが、イクボスの役割だと心得ている。』
記事には、このようなことも書かれていました。
しかし、よくよく考えてみると、
イクボスになるということは、
すなわち良き管理職になることと「同義」なのではないか…と思った次第です。