しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

音楽は公的数的でなく個人的

今日は町立図書館に行って、2月18日(日)から2月24日(土)までの

朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。


この一週間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。

まず、2月21日(水)は、小澤征爾さんの

「音楽はまず声から出発するんだ。全部の楽器は全部人間の声の代理なんだ。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『メロディを奏でるヴァイオリンやフルートのみならず、

 リズムを刻むティンパニーにだって「人間の声がやりたい願い」がこもると、指揮者は言う。

 そしてその演奏や伝わり方も、人それぞれに異なる。音楽は「公的数的」なものではなく、

 どこまでも個人的なもの。大切なのは巧拙ではなく、人と音楽とが「どこでつながるか」だと。

 作曲家・武満徹との共著「音楽」から。』


なるほど、「音楽は「公約数的」なものではなく、どこまでも個人的なもの」ですか‥。

なんとなく理解できます。


私は、フォークやニューミュージック、クラシックやジャズなど、

音楽全般を聴くのは好きなのですが、音符は全く理解不能・チンプンカンプンで、

ましてや人間の声の代理である楽器など、当然のことながら奏でることはできません。

もし生まれ変わったら、ギターやピアノが弾けるようになったらいいな‥‥。