風はヒンヤリしてたけれど、すっきりとした青空が広がりました。
さて、昨日の続きです‥。
この一週間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。
まず、2月27日(火)は、霜山徳爾さんの
「食べるということは生きるということであって、生きるための行為ではない。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『食べることは吟味するということでもあって、人間相互の信頼や人生への信念に深くかかわる営みだと、
臨床心理家は言う。だから人としてある事態が受け容(い)れられない時に、
「いただけない」とか「のめない」、「後味が悪い」と言ったりする。
そこには人としての自由が懸かっており、「食べることしか楽しみのない」のはむしろ最大の不幸なのだと。
「人間の限界」から。』
なるほど、「食べること」は、「人間相互の信頼や人生への信念に深くかかわる営み」、
「人としての自由が懸かっている」ですか‥。こんなに奥深い行為とは考えたこともありませんでした。
ところで、「食べること」といえば、明治のキャンディー「チェルシー」の販売がこの3月で終了し、
その半世紀の歴史に幕を閉じることを報道で知りました。
しばらく食べていませんが、その味はこの舌がしっかりと記憶しています‥。
♬ なつかしい人に出逢ったような やさしいたよりが いまとどいた
忘れかけていた幸せ あなたにも わけてあげたい
シモンズの透き通った美しいハーモニーを久しぶりに聴きました。
食べ物としての販売は終了しても、名曲「明治チェルシーの唄」は不滅だと思います‥‥。