しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「食べること」の奥深さ

風はヒンヤリしてたけれど、すっきりとした青空が広がりました。


さて、昨日の続きです‥。

この一週間で印象に残ったのは、二つの「ことば」でした。

まず、2月27日(火)は、霜山徳爾さんの

「食べるということは生きるということであって、生きるための行為ではない。」という「ことば」で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『食べることは吟味するということでもあって、人間相互の信頼や人生への信念に深くかかわる営みだと、

 臨床心理家は言う。だから人としてある事態が受け容(い)れられない時に、

 「いただけない」とか「のめない」、「後味が悪い」と言ったりする。

 そこには人としての自由が懸かっており、「食べることしか楽しみのない」のはむしろ最大の不幸なのだと。

 「人間の限界」から。』


なるほど、「食べること」は、「人間相互の信頼や人生への信念に深くかかわる営み」、

「人としての自由が懸かっている」ですか‥。こんなに奥深い行為とは考えたこともありませんでした。


ところで、「食べること」といえば、明治のキャンディー「チェルシー」の販売がこの3月で終了し、

その半世紀の歴史に幕を閉じることを報道で知りました。

しばらく食べていませんが、その味はこの舌がしっかりと記憶しています‥。


♬ なつかしい人に出逢ったような やさしいたよりが いまとどいた

  忘れかけていた幸せ あなたにも わけてあげたい


シモンズの透き通った美しいハーモニーを久しぶりに聴きました。

食べ物としての販売は終了しても、名曲「明治チェルシーの唄」は不滅だと思います‥‥。


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