しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

政治・行財政・地方自治

「3分の2」と「3分の1」

岡本全勝・福島復興再生総局事務局長のHPに、 朝日新聞デジタル版「耕論」の『若者の与党びいき』 という記事が紹介されていたので、私もさっそく読んでみました。 記事を読んで少なからぬ衝撃を受けたのは、 山田昌弘・中央大学文学部教授の次のような解…

「金融政策の総括検証」を学ぶ

日銀の黒田総裁が今月26日に、 大阪経済4団体共催懇談会において行われた 『金融緩和の「総括的な検証」と「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」』 という挨拶を読みました。 「総括的な検証」では、「量的・質的金融緩和」導入以降の 3年間の経済・物…

等身大の姿が見えない

今月16日の朝日新聞デジタル版「社説余滴」に掲載された 国際社説担当の箱田哲也さんの『北朝鮮崩壊論と崩壊期待論』という記事が 大変勉強になりました。 北朝鮮高官の粛清情報やエリート層の脱北を背景に、 またぞろ韓国発の「北朝鮮崩壊論」が頭をもた…

経済データの解釈

久しぶりに「経済学」に関する日記を書きます。 今日13日の日経新聞「大機小機」は、『経済学の埋めがたい溝』というテーマで、 名目国内総生産(GDP)成長率と税収の伸びの相関を示し、 財政の将来像を論じるのに重要な「税収弾性値」のことが取り上げ…

余裕で口笛を吹く国?

国の借金である日本国債。 積もり積もった残高は2016年度末で838兆円に達し、 この借金のツケは、いつか子や孫の世代が払うことになります。 その「日本国債」に関し、企業買収・再生を描いた小説「ハゲタカ」の著者、 作家の真山仁さんへインタビュ…

情けを揺さぶる政治

最近、本屋をのぞいてみると、田中角栄氏の本が目立ちます。 「なぜ今頃?」と不思議に思っていたところ、 今日の日経新聞「風見鶏」に、『角栄ブームが鳴らす警鐘』という 大変興味深い記事が掲載されいました。 「角栄氏が亡くなられてから22年余り。 角…

考えることが同じ?

昨日14日の日経新聞「ニュース複眼」は、『かすむ野党~再生への処方箋』でした。 「野党再生に何が必要か」について、 元民主党最高顧問の藤井裕久さん、元官房副長官の石原信雄さん、 元伊藤忠商事会長の丹羽宇一郞さんに、インタビューした記事が掲載さ…

二つのニュース

今日は二つの大きなニュースがありました。 まず、一つ目のニュースです。 舛添要一氏の辞職に伴う東京都知事選が今日告示され、 17日間の選挙戦がスタートしました。投開票日は今月31日です。 選挙戦は、元防衛相の小池百合子氏(64歳)、 元総務相の…

対処療法と外交努力

久々に国際情勢に関する日記です。 昨日12日、国連海洋法条約に基づくオランダ・ハーグの仲裁裁判所は、 南シナ海のほぼ全域に主権が及ぶとする中国の主張を一方的で国際法違反だと断定、 中国が埋め立てを進めた場所も法的には「島」と呼べず、 排他的経…

予測がつかない時代

今日も朝から雨でした。まぁ~、それにしてもよく降り続きます。 雨の日のバイク通勤は、この歳になると、 「肉体的にも精神的にも負荷がかかる」という事実を、改めて自覚している毎日です。 さて、英国の国民投票の結果を受けて、 今日火曜日の日経新聞「…

後悔先に立たず

今月24日付けの「溜池通信」を読むと、 「かんべえ」さんが、英国国民投票の問題点と 「EUからの独立」を果たすための「作業とリスク」が分かりやすく整理されていて、 大変勉強になりました。 まず、国民投票の問題点については、次のとおり書かれてい…

世界の梅雨入り

「国民投票」という究極の民主主義の手段が、 これほど「危険極まりないもの」とは思いも寄りませんでした。 EUからの離脱か残留かを問う英国国民投票で、 「離脱が過半数を占めたという事実」を受けての感想です。 今日25日の日経新聞「春秋」にも、 私…

希望だけがない国

Kちゃん、昨日はコメントありがとうございました。 皆で助け合って、ハードでタイトな選挙事務を乗り切ってきたこと、 当時は大変だったけれど、今となっては懐かしい思い出ですよね…。 さて、今日23日の日経新聞に掲載された 芹川洋一・論説主幹の執筆に…

昔は良かった

参院選挙が明日22日に公示されます。 今回の選挙がどのような結果になるのか、個人的には大いに関心があります。 というのも、愛媛選挙区からは3人の方が立候補の予定ですが、 候補者のうちのお一人が、私の敬愛するJ・Y先生だからです。 先生は、私の…

トップの選び方

この一週間、孫娘の体調が悪く、ちょっと心配しました。 アレルギーなのかどうか分かりませんが、目の周りが腫れて真っ赤になり、 鼻水や鼻詰まりの症状もありました。今日になってようやく快方に向かっています。 さて、今月16日の朝日新聞「耕論」は、 …

不信を抱かれる要因

Kちゃん、昨日はコメントありがとうございました。 舛添東京都知事がとうとう辞表を提出されましたね。 でも、どうして「政治とカネ」の問題は、同じことが繰り返されるのでしょう…? 日経新聞電子版を読むと、「知事個人の評価とは別に、 舛添都政のこの2…

「残り17%」の対策

今日の日記は、いつになく真面目な話題です。 非正規労働と格差是正について、 今日14日の日経新聞「やさしい経済学」の解説が大変勉強になりました。 記事によると、困窮した若者の報道は少なくないが、 非正規労働者の過半の性格は異なるとして、次のよ…

電子版読者の識見

今日はお昼前から、久しぶりに梅雨の晴れ間が広がりました。 曇りや雨の日が続くと、気分まで落ち込んでしまいそうですよね…。 さて、朝日新聞デジタル版を読んでいると、 今年の夏は猛暑になる可能性があるとの記事がありました。 観測史上最も暑かった20…

再延期の評価の難しさ

Kちゃん、昨日はコメントありがとうございました。 Kちゃんも、そして私も感じているように、 大多数の国民にとって、消費増税再延期の評価は難しいように思われます。 ちなみに、今日3日の日経新聞には、この件に関し、 100人の社長に緊急アンケート…

増税ができる日はいつ来るの?

昨日の安倍首相の消費増税再延期の表明を受け、 今朝の全国新聞の社説には、次のようなことが書かれていました。 ・毎日新聞 ⇒現在はリーマン級の危機ではない。アベノミクスはうまくいっている。 ただ、今後、新たな危機が発生するかもしれないため、念のた…

学びと選択

オバマ大統領の広島での演説の全文を朝刊で読みました。 17分の演説のなかで、印象に残ったのは次の箇所でした。 『We can learn. We can choose. We can tell our children a different story, one that describes a common humanity, one that makes war…

大人の感性と品位の高さ

少し古くなりましたが、今月20日の産経新聞「正論」で、 雪斎先生こと、櫻田淳・東洋学園大学教授が、 オバマ大統領の広島訪問に関し、次のように述べられていました。 ・広島での日米両国首脳の姿は、「核のない世界」の実現に向けて、 「日米両国は手を…

予定どおり、それとも延期?

消費税は予定どおり増税されるのか、あるいは延期されるのか。 延期する場合、その「理由」を安倍首相がどのように説明するのかは、 「世界経済のリスク」や「地震の影響」などいろいろと憶測されていて、 私も国民の一人として注目しているところなのですが…

無事の「離陸」を祈ります

マイナンバーカード受け取りの案内状が、 先日のこと、ようやく町役場から届きました。 そのマイナンバーカードについて、昨日10日の日経新聞「大機小機」欄では、 『マイナンバーは離陸できるか』というコラムが掲載されていました。 コラムでは、多目的…

八百万の神々

「平成28年熊本地震の経済活動への影響について」という資料が、 今月25日に内閣府から公表されています。 資料によると、 ・交通インフラ等は復旧しつつあり、 九州新幹線や高速道路といった九州を南北につなぐ大動脈が、 今月中には復旧する見込みであ…

リーダーの習慣

緊張の一瞬間が終わり、今はホッとしています。 職場の雰囲気にも徐々に慣れつつあります。バイクの運転も随分上手になりました。 さて、今日8日の日経新聞電子版「出世ナビ」には、 沢田秀雄・ハウステンボス社長へのインタビュー記事が掲載されていました…

世界をハラハラさせること

今日3日の日経新聞「風見鶏」を読むと、 トランプ氏が米国大統領選挙に勝利するかのような内容でした。 だって、記事のタイトルからして『「トランプ大統領」と世界』……。 記事では、仮にトランプ候補が勝利した場合の世界が、次のように書かれていました。…

率先垂範を是非

昨日16日は、自動車や電機など大企業の春闘の集中回答日でした。 多くの企業で3年連続の賃金引き上げは実現したけれども、 その水準が去年を下回ったことが、景気回復にどのような影響を与えるのか、 NHK『時論公論』で分かりやすく解説されていました…

目標実現への厳しい道のり

「ヤングケアラー」という聞き慣れない言葉を見つけました。 今日15日の日経新聞に掲載された 『家族と介護㊤』という記事にその言葉はありました。 記事によると、 家族を介護する15~29歳は約17万7千人(2012年総務省調査)で、 その問題点が次…

二の句が継げない

今日14日の日経新聞『池上彰の大岡山通信~今若者たちへ』を読んで、 米国大統領選挙に関しての疑問の一つが解消しました。 「トランプ旋風」が吹き荒れるなか、 共和党主流派を中心にトランプ氏に対する批判が広がっているそうなのですが、 トランプ氏を…