しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

コラム・エッセイ

「ことば」と「身体」と「学び」

今日は、二十四節気の「小雪」です。「木々の葉は落ち、平地にも初雪が舞い始める頃。」とされていますが、その言葉とは真逆の、なんとも暖かくて穏やかな日が今日も続いています‥。 さて、「小雪」の今日は町立図書館に行って、11月12日(日)から18…

「歩哨」として生きる

昨日の続きです‥。11月10日(金)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、サン=テグジュペリの「生命に意味を与えるものは、また死にも意味を与えるはずだ」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『誰か…

三日月を満月に

昨夜は寝床に入ったものの、足元が冷えてなかなか温まらず、何度もトイレに駆け込むことになりました。一瞬、また急性前立腺肥大が再発したのではないか、と悪い予感が頭をよぎりましたが、午前2時を過ぎてからようやく眠りにつくことができました。今日は…

やりながらでしか見えないものがある

昨日の続きです‥。 11月1日(水)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、ロビン・G・コリングウッドの「人が何かのものを描くのはそのものを見るためだ。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『見るこ…

世界では今この瞬間も

今日は町立図書館に行って、10月29日(日)から11月4日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残った「ことば」は2つ。まず、10月31日(火)は、梅棹忠夫さんの「民族間の紛争といった…

阪神ファンであることの醍醐味

「阪神日本一」を受けて、今日の愛媛新聞に、人類学者の植島啓司さんが、「「次こそ優勝」願い続け~当たり前でない幸福 醍醐味」というタイトルの随筆を寄稿されていました。そこには次のようなことが書かれていました。 『‥‥いずれにしても、時代は変わっ…

終わりなき衝突

一昨日の続きです‥。10月28日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、井上ひさしさんの「完璧な国などありません。早く間違いに気がついて、自分の力で乗り越えていくことにしか未来はない」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、…

人生のテーマの再設定

昨日の続きです‥。10月25日(水)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、外山滋比古さんの「定年後が退屈になる原因の一つは、「失敗」する機会がないことだ。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『…

非人間化される危険

今日は町立図書館に行って、10月22日(日)から28日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは、3つの「ことば」でした。まず、24日(火)は、オルテガ・イ・ガセットの「人間はた…

マジョリティ/マイノリティ

今日は町立図書館に行って、10月15日(日)から21日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは16日(月)、荒井裕樹さんの「困っている人たちが言わないと議論ははじまらない。だか…

夢はまだまだ続く

今日の愛媛新聞一面コラム「地軸」に、チンペイさんこと谷村新司さんの逝去を悼むコラムが、次のような内容で掲載されていました。 『‥‥谷村さんが逝った。羊雲を探しに、旅立つように。 初めて買ったLPレコードがアリスだった元少年には、 「国民的」と呼…

お身体ご自愛ください

昨日の続きです‥。 10月14日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、岡田悠さんの「ちょっと休みづらい。でも休みたい。そんな板挟みで悩んだ時は、順序を逆にする。まず休み、そして考えるのだ。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一…

今日も「一円玉天気」

今日もこちらは「一円玉天気」でした。「一円玉天気」とは、お金の最小単位が一円なので、これ以上崩れない天気、つまり、「晴れ」の天気を表すとのこと‥。今朝の「NHK NEWS おはよう日本」の気象情報で、近藤奈央さんがそのようにおっしゃっていました。 さ…

「人」ではなく「職務」

昨日の続きです‥。10月6日(金)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、ドナルド・ラムズフェルドの「自分は余人をもって代えがたい人間だと思うな/そう思わせてもいけない」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説があり…

秋祭りの準備

一昨日の続きです‥。10月4日(水)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、ラ・ロシュフコーの「欠点のうちには、それが巧みに運用されると、美徳そのものよりも光るのがある。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説があ…

納得の「ことば」とその「解説」

今日は町立図書館に行って、10月1日(日)から10月7日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。この一週間も印象に残る言葉が盛りだくさんでした。 まず、10月1日(日)は、白洲正子さんの「神に祈る姿は、世の…

有意義な一日でした。

昨日の続きです‥。9月30日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、柄谷行人さんの「デモクラシーは、議会ではなく、議会の外の政治活動、たとえば、デモのようなかたちでのみ実現されると思います。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一…

言葉との付きあい方

今日は放送大学愛媛学習センターに行って、新しい学生証の交付を受けてきました。今年の4月から科目履修生として「哲学」の講義を受けてきましたが、半年間の在籍期間が切れたので、今度は在籍期間が1年間の選科履修生として再入学し、受講科目も「金融経…

「正しさ」に固執することの弊害を学ぶ

大東建託の「街の住みここち & 住みたい街ランキング2023<四国版>」で、住みここち1位は2年連続で愛媛県松山市、2位香川県高松市、3位は2年連続で香川県綾歌郡宇多津町、そして4位は愛媛県伊予郡砥部町、という結果が発表されていました。 ちま…

最近、反省ばかりです

今日は町立図書館に行って、9月24日(日)から9月30日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間も印象に残る言葉が盛りだくさんでした。まず、9月24日(日)と9月25日(月)は、それぞれヘンリー…

読まねばならぬという焦燥

明後日から10月だというのに、今日も信じられないぐらいの暑さでした。西日が当たる部屋の室内温度は33℃を超えていました。そして、さらに身体にダメージがあったのは、昨日に「XBB.1.5」対応ワクチンを接種したからだと思います。倦怠感があったので外…

老子の言葉

昨日の続きです‥。9月19日(火)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、老子の「企者不立、跨者不行」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。 『「企(つまだ)つ者は立たず、跨(また)ぐ者は行かず」と読…

知るを楽しむ

今日は町立図書館に行って、9月17日(日)から9月23日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間は印象に残る「ことば」が盛りだくさんでした。まず、9月17日(日)は、千葉望さんの「強い光には濃い…

難しすぎて意味不明

昨日の続きです‥。9月14日(木)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、開高健の「経験には鮮烈と朦朧(もうろう)がほぼ等質、等量にある。この魔性が人を迷いつづけさせる」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説があり…

「われら」という意識の高揚

今日は町立図書館に行って、9月10日(日)から9月16日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは、9月10日(日)と9月14日(木)の「ことば」でした。まず、9月10日(日)は…

霊妙な力が宿る言葉

阪神の話題が続きます‥。 ひょっとして、日経新聞一面コラム「春秋」のコラムニスト氏は、阪神ファンなのかしら?今日も阪神優勝についての次のような内容でした。再びその全文を引用させていただきます。 『言語には霊妙な力が宿っていて、よい言葉を口にす…

博士号は「科学的思考の熟達への称号」

今日から二十四節気の「白露」となりました。「朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さを感じさせる冷風が混じり始める」頃とされていますが、今日は冷風どころか、湿気を伴った熱風が吹いていました。ただ、朝方には涼しさも感じられるようになり、寝苦しい夜…

知の限界を熟知することの大切さ

昨日の続きです‥。 9月2日(土)の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、パスカルの「理性の最後の歩みは、理性を超えるものが無限にあるということを認めることにある。」という「ことば」で、いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありまし…

「所有」と「高慢」の意味を考える

厳しい残暑が続いています‥。 さて、今日は町立図書館に行って、8月27日(日)から9月2日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間は、偉大な哲学者などの印象的な「ことば」が盛りだくさんでした。まず…

気象の読めなさに怯える

昨日の午前中は町立図書館に行って、8月20日(日)から8月26日(土)までの朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。 この一週間で印象に残ったのは8月21日(月)、星野道夫さんの「これから夏が来るというのに夏至が来ると…